これは旅なのか買付なのか?ガラスに魅了されてつい……

温泉と山の恵みを堪能しようと友達とガイドブック片手に出かけた私。

自宅からはちょうどいい距離にある温泉地だったし、一緒に行った仲間の一人が運転が得意だったので、気楽で楽しい旅となったのです。

運転が得意なその友達が「運転は私に任せてね。ただちょっと疲れた時にだけ代わってくれればいいから」と申し出てくれる旅はとても快適です。他の子は、乗せてもらうと正直息を抜けないほど、スリルに溢れるちょっとしたアトラクション。……この本音は、まだ彼女たちには話せてません。いいえ話すなんてできません。

「この間、日帰りのドライブを楽しんできたんだ。ずっと私の運転で」などと聞くと、「よくおケガなどなくご無事で……」と、心の中でつぶやく私です。

さて、快適な運転で、目的地の温泉がある場所に到着しました。

そこにはガラス工房が沢山あり、その製品の直売所を見学して、自宅に買って帰ることができます。これも旅の目的のひとつでした。

それをよく分かってくれているドライバーとなってくれた彼女が、「まずガラスを見に行こうか?」と提案してくれたので、私のテンションは上がる一方です。

目指す直売所に着き、中へと入った私たち。私は、そこに並ぶ口当たりの良さそうな、儚げなほど薄く、淡くて柔らかい光を通した時の美しさがたまらない、ティーカップとワイングラスに目が行きました。

沢山買ってしまうのを見越して、大目にお金を持ってきたけど、足りるかしら……と心配になる程の感動です。案の定、予想通り大量買い!予算ははるかに超えて、クレジットカードが活躍することとなり、友達には苦笑いされてしまう始末。

車で来ていたとはいえ、友達の荷物もあるので、購入したガラス達は宅急便で送る事となりました。

この旅はまるで買付のようなものとなり、バイヤーの気分まで味わえたお得な旅となりました。